ママの様子

出産直後は女王様になった気持ちで、ゆっくり体を休ませて

出産はママにとって一生のうちの大仕事。本当にお疲れさまでした。
産後6~8週間の出産からからだが回復するまでの期間を産褥期(さんじょくき)といいます。この時期は女王様のように、ささいなことでも周りの力を借りて、ゆっくり羽をのばしましょう。
産後徐々にからだが回復することを「産後の肥立ち」と言いますが、この産後の肥立ちは産褥期の過ごし方で回復のスピードが左右されます。
そのため、この時期は回復期間だと考えできるだけゆっくりとからだに負担をかけず過ごしてください。

✿ママの体調✿

・「子宮復古」とは、妊娠中お腹の赤ちゃんや羊水などにより子宮が大きく膨らみますが、産後には大きくなった子宮も縮小して約1ヶ月で元の大きさに戻ることを言います。その際痛みが起こることがあり、これを後陣痛と呼びます。
・骨盤は出産時に大きく広がって不安定になりますが、約1ヶ月かけてゆっくりと戻っていきます。

・子宮に溜まっていた血液や粘着性のある分泌物などが混ざったおりものを悪露(おろ)と言います。悪路は産後しばらく続き、胎盤が取り出された際にできた傷によるものです。
産後2~3日は量が多く赤黒い色をしていますが、その後は出血量も減っていき1ヶ月経つとおりものの色も透明へと変化します。悪露がなくなるタイミングは個人差があります。

・会陰切開をした場合、1週間かからないうちに傷もふさがるとされています。
産後しばらくは座ったり立ったりしていても痛みや違和感がありますが、長くても1週間で完治すると言われています。

✿ママのお肌✿

・お肌のバリア機能の低下による乾燥が起こりやすくなります。
・シミや湿疹などが出やすくなります。
・メラニン色素が活発に生成されるため、乳首が黒ずんでくることもあります。
・肌荒れしやすくなります。

✿この時期のママへのアドバイス✿

・初乳はなるべく飲ませるようにしましょう。
(初乳にはタンパク質やビタミン、抗体、ラクトフェリンを多く含み、乳糖や脂質が少なく、さらに栄養価が高く、免疫力を高める働きがあります)
・寝たきりなど同じ体勢をとり続けると血流が悪くなってしまうので、産褥期にでも出来る、無理のない体操をしましょう。(足や首の関節を回すなど)
・2ヶ月ごろから赤ちゃんの予防接種が始まるので先生と相談しましょう。

赤ちゃんの様子

1日中、寝たり起きたりしています

生後4週間を新生児期とし、この時期の赤ちゃんを新生児と呼びます。
この頃の赤ちゃんは1日のうち16~20時間は眠るといわれるぐらいに、昼夜の区別はほとんどないまま、1日の大半を眠って過ごします。ただし、睡眠は小刻みで1回の睡眠時間は多くても2~3時間ぐらい。夜中も、泣いて起きてオムツを替えてもらい、おっぱいを飲んで眠るの繰り返しなので、ママも長くは眠れません。ママも、赤ちゃんと一緒に寝て起きる生活リズムで過ごすと良いでしょう。
また、赤ちゃんは泣くことでしか「暑い」「寒い」「おなか減った」「オムツが濡れて気持ち悪い」などをママに伝えることが出来ません。
ママはやさしく受け止め、ぎゅっと抱きしめてあげましょう。

✿赤ちゃんの大きさ✿

出生時(正期産)
・体重 約3kg前後
・身長 約50cm前後
1ヶ月
・体重 約3.6~6.0kg前後
・身長 約50.9~59.6cm前後
2ヶ月
・体重 約4.4~7.2kg前後
・身長 約54.5~63.2cm前後
・生後5日目位までに体重が3~10%ほど減少する生理的体重減少が起こります。
(今まで赤ちゃんが体内に蓄積していたおしっこやうんち、老廃物・汗などが出る事により、約1割程度の体重が減る)
しかし1週間程で出生時の体重に戻り、その後は1日に25~30gぐらいの割合で体重が増えていくことがほとんどです。

✿赤ちゃんの様子✿

・睡眠時間は、1日16時間程度です。
・授乳(ミルク)は、約2時間おきに与えましょう。
・ミルクは生後0日で10ml、以降は1日ごとに10mlずつ追加しましょう。
・ミルクの回数は1日8回程度です。
・排尿は1日に5~6回程度です。
・排便は1日に2~10回程度です。
・目やにが出やすいので湿らせた綿棒で優しく取ってあげるようにしましょう。